高度な生殖補助医療技術による不妊治療を経て生まれた赤ちゃん

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不妊治療である生殖補助医療技術で生まれた赤ちゃんたち

妊活中の女性:トモコ

(ノ≧▽≦)ノ

「今となっては、体外受精とは顕微授精は珍しくないけど始まった当時などうだったんだろうね?」

妊活中の男性:ジロー

(‘・c_・`)ゞ

「そうだね、体外受精によって初めて生まれた赤ちゃんはそれなりに苦労したりしたのかもしれないね」

妊活中の女性:トモコ

(ノ≧▽≦)ノ

「でも、生まれてきたことには何にも罪はないわけだから間違った偏見はいけないね」

妊活中の男性:ジロー

(‘・c_・`)ゞ

「そうだね、しかも世界的にみてもこの高度な医療技術がないと人口を維持できない国もあるからね」

妊活中の女性:トモコ

(ノ≧▽≦)ノ

「もし、日本で行われていなかったらもっと深刻な少子化なんだよね」

妊活中の男性:ジロー

(‘・c_・`)ゞ

「医療技術の進化はすばらしいけど、根本的な問題で晩婚化や高齢出産などが一番の問題かもしれないね」

生殖補助医療技術でどのくらいの赤ちゃんが生まれているの?

子供を連れてくるコウノトリ

 

生殖補助医療技術は『ART』は一般的に体外受精顕微授精不妊治療を指します。

 

始められた当時は「試験管ベビー」などとも言われていましたが、現在では珍しくもなくなりもはや特別な不妊治療とは呼べなくなっています。

 

体外受精は1980年代から始まり、顕微授精は1995年以降から始まった不妊治療です。

 

それ以前はすべて人工授精だったのでOAT症候群である男性不妊の精子を使っての不妊治療の累積妊娠率は12%程度だったと言われています。

 

あくまでもこれは累積妊娠率なので出産率となると流産なども考えるともう少し低くなります。

 

なぜなら、日本産婦人科学会の発表によりますと約37人に1人が生殖補助医療技術によって赤ちゃんが誕生していることになります。

 

 

生殖補助医療技術の症例は日本が世界でもっとも多い

 

日本では1年間に24万2160周期の体外受精顕微授精が行われています。

 

2010年を参考に考えてみます。
出生数 1,071,304人(107万1304)

 

その内、生殖補助医療技術による体外受精顕微授精によって生まれた赤ちゃんは28,945人(2万8945)です。

 

つまり、約37人に1人は生殖補助医療技術によって生まれた赤ちゃんになります。


体外受精によって生まれた赤ちゃん

妊娠検査薬で陽判定で涙する女性

 

世界において体外受精によって赤ちゃんが生まれたのは、1978年 ルイーズ・ブラウンというイギリスの女性です。

 

それからすぐに日本でも導入され体外受精は1980年代から始まりました。

 

累積妊娠率が一気に上がることが期待されましたが約16%と、人工授精の妊娠率とさほど変わりませんでした。

 

体外受精によって生まれた赤ちゃんは、今となっては多くの人が成人をしているため十分なデータが取れています。

 

子供による奇形や発育などは通常の自然妊娠によって出産された赤ちゃんと、ほぼ変わりはありません。

 

体外受精という不妊治療


顕微授精によって生まれた赤ちゃん

エコー画像に映る体内の子供

 

不妊治療である顕微授精が1995年以降に導入されると、累積妊娠率が48%と体外受精の妊娠率に比べると飛躍的に伸びました。

 

2010年に顕微授精によって生まれた赤ちゃんは5277人なので約203人に1人は顕微授精によって生まれた赤ちゃんになります。

 

これらの子供が成長して、精子を作る造精機能に問題がないかは正確なデータを診るにはまだ時間が必要です。

 

医者の専門家からの考えでは、やはりどうしても劣る可能性はどうしても高くなってしまうと考えています。

 

しかし、その頃になるとまた違った新しい不妊治療があるかもしれませんし、こればかりは誰にも予想できません。

 

 

顕微授精による子供の先天性疾患の危惧

 

顕微授精による出産は次のことが危惧されています。

 

エピジェネティクス制御機構の破綻を引き起こし、ゲノムインプリンティング異常が原因となりアンジェルマン症候群の増加が報告されています。

 

かなり専門的な用語でわかりにくいと思いますのでわかりやすく説明します。

 

エピジェネティクス制御機構

 

DNAつまり遺伝子の塩基配列によって行われるのではない、遺伝子の発現を制御する仕組みのことです。

 

ゲノムインプリンティング異常

 

一般的に、人間を含めて哺乳類は父親と母親から性染色体は1つずつ受け継ぎます。

 

しかし、遺伝子であるDNAは2つずつ受け継ぎます。

 

しかし、父親か母親どちらか片方からしか発現しない遺伝子があります。

 

アンジェルマン症候群

 

難病の指定を受けている重度の精神発達の遅れがみられるのがアンジェルマン症候群です。

 

他には、てんかん、失調性運動障害なども確認されています。

 

約15,000の出生に1人の確率で発症し、現在日本では500〜1000人程度が暮らしていると言われています。

 

 

顕微授精による流産の可能性

 

いくらMD-TESEなどで精子を見つけ出し、顕微授精をして着床しても妊娠したことを喜んだとしても、流産をしては赤ちゃんには会うことはできません。

 

精子の質や女性の年齢などに左右されるため、一概に言えませんが通常の妊娠に比べるとどうしても流産する可能性は高めになると言えます。

 

顕微授精という不妊治療


生殖補助医療技術による出産が多くなる時代背景

体内の子供

 

体外受精顕微授精による出産が年々増えているのは様々な要因が考えられます。

 

1.自然的な環境の変化
2.社会的な環境の変化

 

 

1.自然的な環境の変化

 

昔と比べて、環境ホルモンや環境汚染など男性の精子を劣化させる環境的要因が増えているのは間違いといえるでしょう。

 

しかし、それを個人の力で食い止めるのはなかなか難しいことです。

 

都会から自然が豊かな田舎に引っ越せば自然環境はよくなるかもしれませんが、仕事や金銭的なことを考えると、そう簡単にできるものではありません。

 

 

2.社会的な環境の変化

 

こちらは、現代社会における男性や女性のライフスタイルの変化が一番の要因です。

 

女性は男性に比べて出産に対して年齢の影響は受けやすいため、晩婚化になるということは少子化になることは避けられないと言えます。

 

それに加えて「姉さん女房率」の上昇です。

 

全ての夫婦をみると男性の方が女性より年上の夫婦が多いと思いますが、女性が年上の「姉さん女房」も最近では珍しくなくなっています。

 

しかし、いくら女性が年上といっても若い女性なら問題ないのですが、35歳を超えた場合は不妊治療を受診する女性は多くなります。

 

このような夫婦は治療期間を長くなることを避けるため、一気に顕微授精から不妊治療を始める夫婦もいます。

 

このような背景が生殖補助医療技術による出産の数を上げているのです。


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