精子の質に異常がある男性不妊『OAT症候群』とは?

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精子に異常がある! そんな男性はどんな妊活や不妊治療が必要?

妊活中の女性:トモコ

(ノ≧▽≦)ノ

「最近は産婦人科にきている奥さんと一緒にきている男性も珍しくはなくなってきたと思うよ」

妊活中の男性:ジロー

(‘・c_・`)ゞ

「そうだね、産婦人科で一緒に妊活のアドバイスを聞くのはいいけど、男性にとっての不妊治療として産婦人科はあまりオススメではないけどね」

妊活中の女性:トモコ

(ノ≧▽≦)ノ

「そうだよね、産婦人科で精液検査してもらっても、精子の状態が良いのか悪いのかのどっちかの判断だけだったもんね」

妊活中の男性:ジロー

(‘・c_・`)ゞ

「僕も精子の状態が良くないと言われた時、初めはどうしていいのかわからなかったからね」

妊活中の女性:トモコ

(ノ≧▽≦)ノ

「やっぱり、男性不妊は泌尿器科だね」

妊活中の男性:ジロー

(‘・c_・`)ゞ

「もっとも、男性不妊を専門にしている病院も限られているけど、ぜひ不妊で悩む男性はこの事実だけでもしっかりと理解しておいてほしいね」

「精子の質」って何を基準に男性不妊と診断するの?

男性不妊患者を診断する医者

 

男性の不妊患者で勃起や射精には問題はないのですが「精子の質」に問題があり妊娠できない夫婦もいらっしゃいます。

 

では一体何を持って「精子の質」の良し悪しを決めるのか、妊活している男性はちゃんと理解していますか?

 

 

1.精子の濃度

 

精子の濃度が低いと【乏精子症・精子減少症・精子欠乏症】と診断されます。
(Oligozoospermia)

 

正常といわれる男性で精液 1ml 中に精子は、
5千万 (50,000,000) 〜1億 (100,000,000) /ml あると言われています。

 

一方【乏精子症】の基準はWHOの基準では
1千5百万 (15,000,000) /ml 以下とされています。

 

このWHOの基準はあくまで自然妊娠を望む最低限の数であり、自然妊娠を希望する場合は4千万 (40,000,000) /ml 以上が望ましいと言われます。

 

 

2.精子の運動率

 

精子の運動率が40%未満だと【精子無力症】と診断されます。
(Asthenozoospermia)

 

自然妊娠を希望する場合は、精子の総運動率は50%以上が望ましいと言われています。

 

重度な【精子無力症】になると、以下の2つのような症状もあります。

 

a.精子不動症(カルタゲナー症候群)

 

精子は生きているのですが、ほとんどが動いていない状態が【精子不動症】です。

 

b.精子死滅症

 

精子ほとんどが死んでいて動いていない状態が【精子死滅症】です。

 

 

3.精子の正常形態精子率

 

形態不良つまり、奇形の精子の割合が多いと【奇形精子症】と診断されます。
(Teratozoospermia)

 

実は精液の中にいる精子のほとんどが奇形精子である事実をあなたは知っていましたか?

 

もし、自然妊娠を希望する場合はたった15%の割合で正常な精子があれば大丈夫と言われています。

 

だからと言って、これ以下だとすぐに【奇形精子症】と診断されるわけではありません。

 

そもそも、精子の奇形には2種類あり『頭部奇形』と『尾部奇形』がありますが、頭部にはDNAの異常があるとわれるので『頭部奇形』は顕微授精には使われません。

 

ここで、注意していただきたいのが「奇形精子 = 奇形児が生まれる」という間違った考えです。

 

そもそも、奇形精子は自然妊娠では受精できません。

 

a.精子過剰症

 

【乏精子症】の逆の症状になりますが、正常な男性の精液の中に約2倍の精子が含まれている状態です。

 

「精液の中に精子が少ないのは不妊つながるので、多い場合は妊娠しやすいのでは?」

 

このように、安易に想像してしまいがちですが、【精子過剰症】の場合は奇形の精子が多いため、自然妊娠が絶対とできないわけではないですが確率は下がります。


「精子の質」が問題? 男性不妊『OAT症候群』

男性のための泌尿器科

 

上記でお伝えしたように、男性の「精子の質」は

 

  1. 精子の濃度
  2. 精子の運動率
  3. 精子の正常形態精子率

 

この3つを基準に判断します。

 

OAT症候群』とは「OligoAsthenoTeratozoospermia syndrome」の事で、

 

【乏精子症】 (Oligozoospermia)
【精子無力症】 (Asthenozoospermia)
【奇形精子症】 (Teratozoospermia)

 

以上の3つの頭文字をとったものです。

 

精子を作る精巣に問題があるため『造精機能障害』であること間違いないのですが、原因は様々考えられるため特定できるほうが珍しいとされています。

 

 

1.特発性造精機能障害

 

OAT症候群』の男性で4人の内3人は原因がわからずに【特発性造精機能障害】と診断されます。

 

「原因がわからないから、男性不妊が治らないのでは?」
などと、一気に不安になる男性にいると思います。

 

しかし、これはあくまで原因が特定できないだけです。

 

精子の状態はあなたの体調やストレスによって常に変化します。

 

つまり、体調を改善したりストレスから解放されたりすることで改善は十分可能です。

 

つまり、

 

 

このような「健康的な体」を目指すことがなによりの治療といえます。

 

 

2.続発性造精機能障害

 

これは『OAT症候群』になった原因がわかる場合です。

 

そのため、それにあった治療ができれば正常な精子を取り戻すことができます。

 

もし、あなたが精液検査を産婦人科で受けた場合は『OAT症候群』ということはわかっても、それに対しての適切な処置がわからないことが考えられます。

 

もし、治療して治るのであれば不妊の悩みは解消できるかもしれないので、ぜひ泌尿器科での精液検査をオススメします。

 

明確に特定できる場合は以下のような原因があります。

 

a.精索静脈瘤

 

精索静脈瘤は『OAT症候群』で原因が特定できた場合、一番多いと言われ約30〜40%になります。

 

b.内分泌異常

 

内分泌異常はホルモンの分泌異常のことで「低ゴナドトロピン性性腺機能低下症」と言われます。


男性精液検査

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