内分泌異常で起こる男性不妊にはホルモン療法が必要

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ホルモンの『内分泌異常』によって起こる男性不妊とは?

妊活中の女性:トモコ

(ノ≧▽≦)ノ

「男性が不妊で悩んでいる人の中でごくまれに、思春期にむかえる二次性徴ができていない男性がいるんだってね」

妊活中の男性:ジロー

(‘・c_・`)ゞ

「最初、それを知った時は驚いたな〜」

妊活中の女性:トモコ

(ノ≧▽≦)ノ

「すっごく、珍しいらしいみたいだけどね」

妊活中の男性:ジロー

(‘・c_・`)ゞ

「学生時代の二次性徴は恥ずかしかったりもしたけど、やっぱり大切なことなんだね」

男性がホルモンの分泌によって起こる男性不妊とは?

不妊で悩む患者を診断

 

男性不妊の約70%は原因不明と言われていますが、ホルモンの分泌異常によって起こる場合は男性不妊の原因がはっきりしていると言えます。

 

発症率としは約5%とそこまで多くはありません。

 

ホルモンの分泌異常で起こる男性不妊を内分泌異常と言います。

 

 

男性不妊をチェックする際、どんなホルモンを調べるの?

 

『性腺刺激ホルモン』(ゴナドトロピン)の中で2種類
1.【黄体形成ホルモン】(LH)
2.【卵胞刺激ホルモン】(FSH)

 

あと1つとして男性ホルモンである、
3.【テストステロン】

 

もし内分泌異常が原因で男性不妊の場合は3つのホルモンの値が正常値より高いか低いかを調べます。


『性腺刺激ホルモン』(ゴナドトロピン)

遺伝子レベルで考える不妊

 

下垂体から分泌される『性腺刺激ホルモン』(ゴナドトロピン:Gonadotropin)は、精巣の細胞であるセルトリ細胞、ライディッヒ細胞、生殖細胞が発育するように働きかけてくれる作用があります。

 

また、この『性腺刺激ホルモン』を刺激するホルモンとして
『性腺刺激ホルモン放出ホルモン』(GnRH:Gonadotropin Releasing Hormone)
が、視床下部から分泌されます。

 

 

【黄体形成ホルモン】 (LH)

 

【黄体形成ホルモン】(LH:Luteinizing Hormone)

 

LHに男性の精巣にあるライディッヒ細胞が反応することによってテストステロンが生成されます。

 

 

【卵胞刺激ホルモン】 (FSH)

 

【卵胞刺激ホルモン】(FSH:Follicle Stimulating Hormone)

 

FSHは男性の精巣にあるセルトリ細胞のアンドロゲン結合タンパク質の生成を増やすことを促します。

 

これは、精子を作るのに重要な役割を果たしています。


性腺刺激ホルモンの値が正常値より低い場合

性腺刺激ホルモンの値の下降

 

『性腺刺激ホルモン』である、
1.【黄体形成ホルモン】(LH)
2.【卵胞刺激ホルモン】(FSH)

 

そして、男性ホルモンの
3.【テストステロン】

 

以上の3つのホルモンの値が全て正常値より低い場合は
低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症
(MHH:Male Hypogonadotropic Hypogonadis)
と診断されます。

 

・LHが低い値の場合は
『ヒト絨毛性ゴナドトロピン』
(hCG :Human Chorionic Gonadotropin)

 

・FSHが低い値の場合
『リコンビナントFSH』
(r-FSH:Recombinant FSH)

 

自宅で週に2〜3回上記を注射します。

 

投与する期間は人によって異なり、定期的に下記の検査をしていきます。
・血液検査「ホルモン検査・血球数・肝機能検査」
・精液検査

 

目安としては、早くて3カ月以降、多くは6カ月以降に変化が見られますが、数年かかってやっと精子の状態が改善する男性不妊の人もいます。

 

たとえ、無精子症と診断されてもかなりの確率で精子が作られるようになります。

 

これは特定疾患に認定されていますので、保健所に申請すれば助成金を受け取ることができます。

 

二次性徴に問題あり

 

思春期に頃、男女とも二次性徴をむかえますがホルモンの分泌が上手く行われずに、男性不妊である「低ゴナドトロピン性性腺機能低下症 (MHH) 」になります。

 

特徴としては、二次性徴の時男性に起こる変化が行われていない状態です。

 

  • 体毛が薄い
  • 声がわりがない
  • 陰茎や精巣が小さい
  • 精子が出来にくい

 

 

二次性徴に問題なし

 

成人になってから、MHHになる場合は
「二次性低ゴナドトロピン性性腺機能低下症」となります。

 

中枢神経系の腫瘍や脳腫瘍、頭部外傷などを除外するために頭部MRIを撮ります。


性腺刺激ホルモンの値が正常値より高い場合

性腺刺激ホルモンの値の上昇

 

不妊治療のため病院に診察にくる男性は性腺刺激ホルモンである、
【黄体形成ホルモン】(LH)
【卵胞刺激ホルモン】(FSH)
の値が正常値より高い人が多いです。

 

これは、精子の形成が上手く行っていないことの証明でもあります。

 

一方の男性ホルモンである、
【テストステロン】の値は正常値より低くなります。

 

この状態を
高ゴナドトロピン性性腺機能低下症
と診断されます。

 

 

染色体検査を行い、クラインフィルター症候群などの、染色体異常を調べる必要があります。


男性, 妊活, 不妊, ホルモン, 内分泌異常

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